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音響より『春のめざめ』制作状況 [技術スタッフ制作レポート]

ただいま音響部ではニューヨーク公演、全米ツアー公演の資料を元に、サウンドデザイナーのブライアン・ロナンさんと情報交換を展開中です。

これまでの流れは、現在行われている全米ツアーを視察。
現地でオペレーターや技術者に、現場での問題点や改良すべき所などを伺いました。
同時にオリジナルのブロードウェイ公演のシステムとどのような違いがあるかを確認。

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↑全米ツアー公演偵察時の資料写真

こうした情報を踏まえて、自由劇場公演向けのシステムを考えていきます。
今は作成した自由劇場公演用のプランをブライアンさんと意見交換をしていて、その調整段階といったところです。

ほとんどの作品はオーケストラピットの中で演奏をしますが、『春のめざめ』ではオーケストラが舞台上に位置する方法がとられています。
舞台セットの中に8人編成のバンドが配置され、お客さまから見える位置で演奏するのです。
舞台セット上のバンドの配置や調整などが、音響部として重要視されてくる物になってきます。

もう一つこの演目の特徴的なのが、役者用がハンドマイクを使用するという点です。ミュージカルでは小さなマイクを頭に隠すというのが最近のやり方ですが、この演目では曲によってマイクを持ち、バンドを後ろに歌う場面がいくつもあります。

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激しい動きと共に歌うシーンや、マイクを持ちながらのダンス、役者同士のマイクの受け渡しなどが、本番中何度も見られます。
この一連の動きの稽古の為に、今回音響部で練習用のダミーマイクを作成しました。
サイズと質量を本物と似せて作ったので、これから役者の稽古にフルに活用してもらいたいと思います。

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↑左がダミーマイク、右が本物のマイク

今後は機材の調達と調整、仕込みに向けてのデータ打ち込みなどの作業がメインになっていきます。


開幕まであと44日!


(『春のめざめ』音響担当:M)

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