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『春のめざめ』稽古場レポート(交流稽古篇) [稽古場レポート]

皆さまこんにちは。宇垣あかねです。

先日レポートをお読みいただき、そしてコメントを投稿してくださった皆さま、ありがとうございました!
俳優たちも皆さまからの応援メッセージを受けて、さらに頑張っていこうと奮起しています。
心から感謝いたします。

それでは今回も稽古場の様子を紹介させていただきますね。
前回は「本読み稽古」についてお話させていただきましたので、今日はその次の段階、「交流稽古」について。

【交流稽古】
本読みの期間が過ぎると、交流稽古に入ります。
この時期になると台詞や歌詞がかなり身体に入るので、台本を手離して動きながら稽古します。この稽古で大事になるのが相手との“交流”。相手の台詞を聞き、それを受けて自分が演じる役の心境がどう変化していくのかを、研究していく時間です。
舞台上での実際の動きはつきませんが、おおまかな位置などを伝えてあとはそれぞれが心の流れるままに演じます。
相手を感じることで、よりキャラクターやシーンが見えてきました。

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本読みの時は単調だった台詞がこの交流稽古をしていると言葉に生命が吹き込まれていくような瞬間があります。役を「演じる」ところから「生きる」という域に入るときなのでしょう。一瞬のうちにあざみ野の稽古場から、春のめざめの世界にタイムスリップするような瞬間です。
終わった後「よかったよ」と伝えると俳優本人からは決まって「覚えていません・・・」という答えが返ってきますが、稽古はその瞬間の繰り返し。俳優は一回一回が勝負。集中力を極限まで高め、その瞬間を生きるのです。

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現在、あざみ野の稽古場では、オリジナルプロダクションの音楽監督・キンバリーさんが中心となり、歌唱指導をいただいています。
早くもキンバリーさんのひと言ひと言に感化されていく俳優たち。
稽古がさらに面白くなっていく気配が漂ってきました・・・。


開幕まであと51日!

(『春のめざめ』演出助手・宇垣あかね)

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