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衣裳も制作開始! [技術スタッフ制作レポート]

皆さま、こんにちは。
今日は私『春のめざめ』の衣裳担当より、衣裳の制作現場をレポートします。

と言っても本格的な制作はまだこれから。現在はオリジナルプロダクションから送られてきた制作についての指示書(バイブル)を基に、生地選びを進めています。

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↑オリジナルプロダクションからのバイブル。実際の衣裳を借りて、制作の参考にします。

『春のめざめ』の衣裳デザイナーは『ウィキッド』と同じスーザン・ヒルファティ。『ウィキッド』でトニー賞の最優秀衣裳デザイン賞を獲得した実力の持ち主です。

『ウィキッド』ではエメラルドシティのシーンやダンスパーティのシーンなど、華やかで個性的な衣裳が並びますが、それに比べると今回の『春のめざめ』の衣裳はとてもシンプル。
衣裳の点数も少なく、それぞれの役は1着~2着がほとんどで、最も多い役で4着となっています。
それでも衣裳を良く見てみると、素材やデザインからはスーザンならではのこだわりが垣間見れます。

例えば、主人公のメルヒオールをはじめとして、舞台には6人の男の子が登場します。
クラスメイトとあってパッと見は同じ学生服に見えるのですが、実はひとりずつデザインが異なります。
ある男の子はボタンがダブルになっていたり、またある男の子は背中にベルトが付いていたり。ジャケットの裾の形がえん尾服のようになっているものもあります。
衣裳のこうしたちょっとした変化は、一人ずつの性格や個性を表現しているのだとか。

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↑スーザンのデザイン画。

本格的な衣裳制作は今月の下旬からスタートする予定です。
その時にまた、皆さまにレポートさせていただければと思います。

開幕まであと46日!

(『春のめざめ』衣裳担当:G)


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