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ステージシート [開幕後のレポート]

『春のめざめ』に「ステージシート」という特別席があることはご存知ですか?
「ステージシート」とはその名の通り、舞台上に設けられた座席のこと。舞台には上手(右側)と下手(左側)に合計41個のイスが並べられており、そこにお客さまにお座りいただきます。

今日はそのステージシートの魅力をご紹介しましょう。

魅力その1. 客席からでは見えない視点
舞台上に座るということは、俳優たちとの距離も近ければ、彼らと同じ目線に居ることができます。
客席からでは見えない彼らの細かい表情や飛び散る汗、こぼれ落ちる涙も、この場所からしっかりご覧いただけるのです。

また芸術的な舞台装置も、じっくりと鑑賞するチャンス!
壁一面にはこれまで製作日誌でご紹介してきた道具たちや、紹介しきれていないたくさんのオブジェがそれぞれ意味を持って飾られています。
意味を探るのも良し。美術品として眺めるのも良し。
見どころがたくさんありますので、目を回さないように・・・ご注意ください。

それから舞台の床面に隠されている“あるモノ”も、この席から見つけることができます。
この“あるモノ”については後日紹介予定。その前に、ぜひ見つけてみてください!

魅力その2. まるでアトラクション!
ロックナンバーが始まったとたん、飛び跳ねたり、地面を蹴りつけたりと、怒りや心の葛藤を表現する若者たち。そんな彼らの激しい動きが、振動となって身体に響き渡ります。
俳優が目の前を走り抜けた時の風。衣裳が翻る音。スピーカーを通さないで聞こえてくるハーモニー。
ここは「観る」のではなく、「体感」する席なのです。それはまるでジェットコースターのような、アトラクションそのもの。
それからオーケストラバンドの迫力ある演奏も、間近でお楽しみいただけますよ!

魅力その3. サプライズの連続
出番を終えた俳優は舞台袖にはけずに、ステージシートに座り、お客さまと一緒に舞台を見守ります。時に観客として、時に役として、舞台とステージシートを行き来するのです。
あなたの隣で突然立ち上がったり、歌いだしたり、踊り出したり・・・。

そして更なるサプライズがあるのですが・・・それはここに座ってからのお楽しみ!

魅力その4. 手作りのイス
ステージシートのイスは、小道具スタッフがひとつひとつ丁寧に作り上げた作品のひとつ。
作品に座れてしまう、なんていう体験はそう滅多にありません。
木のぬくもり、手作りのぬくもりを感じてみてください。
イスの制作レポートはコチラ>>

魅力その5. あなた自身が作品の一部に
ステージシートの醍醐味は、お客さまご自身が『春のめざめ』の世界に溶け込んで作品の一部になってしまう、ということでしょう。
『春のめざめ』は、ベンドラやメルヒオールだけの話ではありません。人を愛すること、青春時代に抱えた心の葛藤など、誰もが通った道が描かれています。
つまり、『春のめざめ』は “あなたの物語”なのです。
客席からは、10代の頃に思いを馳せながら。ステージシートからは、あなた自身が10代の少年・少女に戻ってしまう、そんな感覚で観られるかもしれません。


さてさて。どんなに魅力を語っても、百聞は一見にしかず。まずは体験していただくことが一番です。
特別席だからと言って、ピシッと姿勢を正してご覧いただく必要はありません。
リラックスして、壁に飾られたオブジェに目をやりながら、『春のめざめ』のひとつになる感覚をお楽しみください。

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ステージシートから観た舞台

劇団四季『春のめざめ』作品紹介はコチラ!

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