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舞台上に浮かぶ文字 [開幕後のレポート]

今日は客席からではなかなか気付けない、舞台に仕込まれた『春のめざめ』の “こだわり”を2つご紹介したいと思います。

この作品は大きな舞台転換はありませんが、1幕と2幕とでは舞台が少し変化しています。
1幕が終了して休憩に入ると、舞台スタッフたちが登場。せっせと床板を外す作業に取り掛かります。1幕では約5メートル四方あった床板が、2幕には約2メートル四方の板1枚にきりになるのです。
この床板はスライド式になっていて、出演者が乗った状態で前方へ移動するなどの動きが見られます。

そこで問題です。
この床板の下には、“ある文字”が描かれているということをご存知でしたか?
板が前方にスライドした時に現れるのですが・・・。
すでにご観劇いただいたお客さまでも、これを見つけられた方はきっと少ないのではないでしょうか。
そこに何が描かれているのかは、ご自身の目をよーく凝らしてお確かめください。
ステージシートの一部または2階席からだと見えるかもしれません。

それから“文字”つながりでもうひとつ。
舞台前方(階段の上)には、アルファベットが振られています。文字の文字との間隔は2尺。これは俳優が位置確認に使うためのナンバー。通常は数字で振られることが多いのですが、『春のめざめ』はアルファベットになっています。
舞台上手(客席から向かって右手)から、「F」「R」「U」「E」「H」・・・・。
これをつなぎ合わせて見ると・・・?あるひとつの言葉になるのです。
アルファベットは全部で17文字。
これもちょっと難しいかもしれませんが、ぜひ、解読してみてください!

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今回ご紹介した、これらの“文字”は、ロンドン公演から加えられています。
『春のめざめ』はオリジナルのブロードウェイが完成版ということではなく、その後各国各地で開幕するたびに、徐々に手が加えられているのです。
進化する、『春のめざめ』。
もし機会があれば、各地で見比べるのも、ひとつの楽しみ方かもしれません。


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