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脚本家スティーブン氏と作曲家ダンカン氏が来日! [稽古場レポート]

4月29日、14時30分。『春のめざめ』通し稽古が行われました。
ここ3日間通し稽古を重ねてきましたが、この日は多数のゲストに見守られることに。
この作品の産みの親である脚本家のスティーブン・セイター氏と作曲家のダンカン・シーク氏が揃って来場したのです。
彼らが日本版『春のめざめ』を目にするのは、この日この時が初めて。
積み重ねてきた努力がどう評価されるのか…。劇場全体が緊張感に包まれます。

またこの日の稽古には大勢の劇団関係者も駆けつけました。俳優たちの同世代の仲間から、ベテランの先輩俳優まで、顔ぶれも様々です。
ステージシートは満席。客席も半数以上が埋められています。

ナンバーが終わるごとに大きな拍手。ロックナンバーになるとたちまち歓声も起こります。
これは俳優たちにとって初めて体験する客席の反応です。
しかし客席のこの盛り上がりに対して、俳優たちは集中力を少しも欠くことはありませんでした。

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「こんな作品観たことがない!」「全く新しい感覚。深いテーマを持った作品だ」
完成度の高いその舞台に、終演後には驚きの声があちらこちらで聞こえてきました。

俳優たちにとって心強い指導者が合流した一方、この日は振付アソシエイトのジョアンさんとのお別れの日でもありました。
どんな時も明るい笑顔を絶やさず、パワフルでユーモアに溢れた彼女の指導は、俳優たちを大きく成長させてくれました。
ジョアンさんの指導は振付だけではありません。演技についても大切なアドバイスをくださり、そして何よりも彼らの精神的な支えとなっていました。
「ジョアンさんのおかげで新しい自分が見つけられた」
そう話す俳優もいます。

別れのとき、ジョアンさんも俳優たちも拭っても拭っても溢れる涙を抑えることができません。
ただ黙ってぎゅっと抱きしめ合い、真赤に染まった目をお互いに笑い合います。

「あなたたちと触れ合えて、本当に良かった。四季は素晴らしいカンパニーです。
素直なあなたたちのおかげで、自分も良い人間になれた気がするわ。心から、ありがとう」
言葉を何度も詰まらせながら、最高にうれしい言葉を残してくれたジョアンさん。
そして最後は、お決まりとなった言葉で、“さようなら”の挨拶を交わしました。

「オツカレサマデシター!!」

090430sablg05.jpg 最後の日、ジョアンさんと。


この作品を何としても成功させたい。 この日、この作品に関わった俳優、スタッフの士気がまたグンと高まりました。
明日は公開ゲネプロが行われます。

開幕まで、あと日!!


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少女・イルゼ [出演候補者インタビュー]

イルゼ役の出演候補者からインタビューです。

あなたが演じるキャラクターを紹介してください。
父からの虐待から逃れるために家出をし、男のもとを転々としながら自由に生きています。
しかしその本心は孤独でさみしい・・・。 メルヒ・ベンドラ・モリッツと幼なじみで、特にモリッツとは姉弟のような関係でした。
いつか、その頃のような幸せな日々が戻ってくると信じています。(金平真弥)


親から虐待を受け、家にいられなくなった子。
深い悲しみの中に、強く美しい心を持っている人です。(石塚智子)


『春のめざめ』のナンバーで一番好きな曲は何ですか?その理由も教えてください。
「Song Of Purple Summer」
全てがむくわれた気がするから。(金平真弥)


「Touch Me 」
はじめて聞いた時涙がとまらなかった曲。
ピュアで透明感と強さを持った美しい曲です。(石塚智子)


ブログをご覧のお客さまにメッセージをお願いいたします。
いつも応援ありがとうございます!
私たちは、ご存知のとおりほとんどが若手で形成されたカンパニーです。
まだまだ未熟ではありますが、1人1人、必死に、がけっぷちでがんばっておりますので、皆様ますますのご声援をよろしくお願いします。(金平真弥)


子供たちの生き様の中に、人の心を打つたくさんのメッセージがある、記憶にのこるミュージカルだと思っています。
キャスト一同、心をこめて稽古しております。
みなさん楽しみにして下さい!!(石塚智子)


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開幕まで、あと日!!

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少年・オットー [出演候補者インタビュー]

少年オットー役を稽古中の俳優インタビューです。

あなたが演じるキャラクターを紹介してください。
必ずクラスに1人はいた「どうして女の子からモテないんだろう」といつも悩んでいる子。(加藤 迪)

どうすれば女の子にモテるのかいつも悩んでいます。(玉井晴章)

『春のめざめ』のナンバーで一番好きな曲は何ですか?その理由も教えてください。
「Bitch of Living」
思春期の心の葛藤がロックで表現されている、とてもカッコイイ曲です。
あとナンバーの一人一人の動きにも注目してみてください。(加藤 迪)


「Bitch of Living」
普段、先生に言えない言葉をぶつけられるからですね。(玉井晴章)


ブログをご覧のお客さまにメッセージをお願いいたします。
舞台稽古も始まり、開幕まであと少しとなりました。
この作品がもつパワーをぜひ体感してください。
皆様のお越しを、心よりお待ちしております。(加藤 迪)


本当にリアルな作品だと思いますので、お客さまの心に何か感じられればと思います。(玉井晴章)

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開幕まで、あと日!!

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プログラム制作レポート [『春のめざめ』プロジェクトチームより]

プログラムを手に取って、最初にご覧になるのはどのページですか? キャスト、あらすじ、読み物、写真……それぞれだと思いますが、今回は私、編集担当からプログラムに関して少しご紹介させていただきます。

『春のめざめ』は若者たちを描いた作品です。そこで今回はプログラムも少し雰囲気を変えることにしました。紙質を雑誌のようなカジュアルなものにし、その分、価格も他の作品より低めに設定しています。気軽に手に取って、くるっと丸めて持ち帰る…そんなイメージです。

読み物は様々な分野で活躍されている方にお願いしました。特にエッセイでは教育現場、思春期の子を持つ親、若者、それぞれの目線から『春のめざめ』について書いていただきました。ご覧になった後、どのエッセイに共感されるか、あるいは別の考えを持たれるか、とても興味のあるところです。

また、今回のプログラムには、あざみ野での稽古写真を入れました。稽古場での撮影枚数は3回の稽古で約3,600枚。この中からセレクトした写真が並んでいます。俳優たちがいい表情をしているのはどれだろう、作品の雰囲気を伝えられるのはどれだろう…と写真を見続けました。しかし、プログラムで使用できるのはわずか30枚程度。いいなと思う写真をピックアップするのは楽しくもありますが、そこから更に絞り込むのはなかなか大変な作業です。実際、写真を入れるスペースが限られているため、全体のバランスをとるために使いたくても残念ながら使えない写真もありました。
(ちなみに開幕後しばらくすると、稽古写真は舞台写真に変更になりますので、稽古写真が入ったプログラムはお早めにお買い求めください!)

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プログラムの出来上がりはもうすぐです。

みなさんがプログラムをご覧になって、どのような感想を持たれるのか、ドキドキしながら初日を迎えることになりそうです。

(『春のめざめ』プロジェクトチーム・プログラム担当/K)

開幕まで、あと日!!

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少年・ゲオルグ [出演候補者インタビュー]

少年ゲオルグ役を稽古中の俳優インタビューです。

あなたが演じるキャラクターを紹介してください。
ゲオルグは、大人の女性に恋をしている男の子です。
ピアノの先生に恋をしていて、いつもレッスンに行くのを楽しみにしています。(白瀬英典)


『春のめざめ』のナンバーで一番好きな曲は何ですか?その理由も教えてください。
一番好きな曲は「Song of Purple Summer」。
とても美しいハーモニーで、歌っていても聞いていても心が温かくなれる曲です。(白瀬英典)


ブログをご覧のお客さまにメッセージをお願いいたします。
登場するキャラクター達は、誰もが感じた事のある想いや悩みを持っています。
客席から自分自身に置き換えて見ていただきたいです。
あの頃の自分、今の自分を探しに是非劇場へ遊びに来て下さい。(白瀬英典)


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開幕まで、あと日!

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少女・アンナ [出演候補者インタビュー]

アンナ役を稽古中の俳優インタビューです。

あなたが演じるキャラクターを紹介してください。
しきりたがりやでしっかり者。
友達思いでポジティブ思考な発言は、演じている私もはげまされています。(松田佑子)


女の子たちのなかで一番年が上。
みんなより大人っぽい性格で、しっかり者な女の子です。(玉石まどか)


『春のめざめ』のナンバーで一番好きな曲は何ですか?その理由も教えてください。
「The Song Of Purple Summer」 ラストの曲です。
あたたかいメロディと歌詞が、心に沁み渡ります。
明日が来るのが待ち遠しくなる、元気をくれる歌です。(松田佑子)


「My Junk」です。
最初からとてもかわいい雰囲気。
昔の初恋の人とか、好きだった人を思い出してすごく素敵な気持ちになります。
自分がほんとに15歳になったような気分です。(玉石まどか)


ブログをご覧のお客さまにメッセージをお願いいたします。
私自身、この作品に出会えて勇気づけられ、毎日を幸せに感じています。
沢山の方に、この作品のもつ生命力をたくさんの方に伝えられたらと思います。
きっと明日が来るのが楽しみになりますよ!(松田佑子)


観にいらしたら・・・全部わかります!! ぜひ!!(玉石まどか)

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開幕まで、あと日!

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稽古場フォトギャラリー更新情報! [『春のめざめ』プロジェクトチームより]

皆さま、こんにちは。ウェブサイト担当よりお知らせです。

オフィシャルウェブサイト『春のめざめ』稽古場フォトギャラリーの写真を更新しました。
これまでは四季芸術センターでの稽古場の写真を紹介していましたが、今回は舞台稽古の写真を追加。
今日は「Mama」と「Bitch of Living」を掲載しました。
まだ稽古中ではありますが、一足先に『春のめざめ』の世界をお楽しみいただければと思います。

これからも撮りたての写真をどんどん追加していきます。ぜひ今後もこのフォトギャラリーにもご注目ください!

『春のめざめ』フォトギャラリーはコチラ>>

5月2日の開幕がもう目の前に迫り、劇場は今、集中力と緊張感に包まれています。
劇団が『春のめざめ』開幕に向けて、一丸となって取り組む様子を、これからもウェブサイトをご覧の皆さまにお届けしていきたいと思います。

開幕まで、あと日!

(『春のめざめ』プロジェクトチーム/ウェブサイト担当・T)

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劇場から稽古場レポート(4/26) [稽古場レポート]

舞台稽古が始まって5日目の4月26日。
照明合わせと音響チェックを中心に行われていた作業は、この日をもって無事に終了。
俳優・スタッフともに高い集中力をもって臨んだ結果なのでしょう。予定していたスケジュールよりも早く終えることができました。
この後に行う小返しや通し稽古に十分な時間が与えられそうです。

さて。今日は2幕に登場する「Totally Fucked」のシーンについてご紹介させていただきたいと思います。作品の中でもっとも大きな盛り上がりを見せるのが、このナンバーです。

ある事件が起こり、教師から呼び出しを受けた主人公・メルヒオール。
学校側に責任を問われることを恐れた教師は、事件の原因は彼にあるとなすりつけてしまおうと企んだのです。
厳しい口調で問い詰められるメルヒオール。
彼のこれまで隠してきた怒りがふつふつと沸き上がり、このナンバーが始まります。

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その様子を影から見守っていた子どもたちも、メルヒオールと一緒になって反抗。
教師を目の前に、からかうように飛んだり跳ねたり・・・。
日頃から教師や大人たちに抑えつけられた生活を送る子どもたちが、不満やうっぷんを発散させながら叫び、わめきます。

子どもたちのその弾ける姿にリズムの良い音楽が拍車をかけ、これまで稽古場でも観ている者はたまらず一緒になって身体を揺らしていました。
そして眼まぐるしく変わる照明も圧巻!
ブロードウェイ公演ではライブさながらの歓声が沸き起こったのもうなずけます。
きっとあなたもスカッと爽快な気分になれるはず。

「Totally Fucked」。注目のナンバーです!

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少年・エルンスト [出演候補者インタビュー]

あなたが演じるキャラクターを紹介してください。
エルンストは乙女の心を持った少年。
ピュアで自分の将来の夢や、楽しいこと、幸せなことを想像したり、思いを描いたりすることが大好きです。
でも自分が男の身体に興味を持ってしまうことに戸惑いを感じ、密かに悩んでいます。(竹内一樹)


僕のエルンストのイメージは男の子達の中でも一番幼い子です。
男の子に対して恋心を抱いていますが、まだ愛とか恋とか、あまりわかりません。
でも人一倍幸せに対する願望があります。(伊藤綾祐)


『春のめざめ』のナンバーで一番好きな曲は何ですか?その理由も教えてください。
「Touch Me」
まず、メロディが大好きです。
美しいメロディ、ハーモニーに対して官能的な歌詞もたまりません。
聞けば聞くほど、考えれば考えるほど、味がある深い曲だなと思います。(竹内一樹)


「Touch Me」です。
自分の大好きな人と一緒にいられて安らげる世界です。
夢の世界に酔いしれるピュアな曲です。(伊藤綾祐)


ブログをご覧のお客さまにメッセージをお願いいたします。
いつもブログをご覧いただいてありがとうございます。
この作品は観て下さる人たちと共演者たちが様々なテーマについて一緒に考え、共有することが出来る素晴らしい作品だと思います。
作品を観て一体どのキャラクターに共感するのか、全体を通してこの作品をどうとらえ解釈するのか・・・。
是非、体験しに来て下さい。(竹内一樹)


とても現実味のある物語です。
必ず観た人の心に何か残してくれる作品です。(伊藤綾祐)


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通し稽古を観て――『春のめざめ』感想コメント [『春のめざめ』プロジェクトチームより]

現在、自由劇場で舞台稽古に励んでいる俳優たち。
ちょうどその1週間前、あざみ野の稽古場では通し稽古が行われていました。
この新作ミュージカルをひと目観ようと、通し稽古に多数の俳優・スタッフたちが見学。
今日は稽古を観終えた彼らの感想一部をご紹介します。

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一言で言い表すならば、「青春」ロック・ミュージカルです!
そして、“生きていく”ことへの強いメッセージ性がある作品だと思います。
ストーリーの普遍性、演出の斬新さ、そして音楽の素晴らしさなど、すべてが一体となって、この舞台を唯一無二の素晴らしいものにしているのだと改めて感じました。
(入団4年目20代俳優・M)

すごくかっこよかった。全く新しいスタイルのミュージカルですね。また稽古を拝見して感じたのは、『ユタと不思議な仲間たち』や『夢から醒めた夢』で語られている「命を大切にしよう」というメッセージが、この作品にもしっかり流れているということです。メルヒオールの最後の決断に本当に共感し、勇気を与えられた気がします。いつかは出演できるようがんばります。
(入団1年目20代俳優・S)

観る前と後で、なんて印象が変わる作品なのだろうと思いました。
あのストーリー、あの音楽、あの雰囲気・・・。稽古を観る前にはまったく想像できなかった、作品の魅力が鮮烈に焼き付けられました。
そして、何よりもこの作品の“生きていく”ことへの力強いメッセージに深く感動し、自分の人生や大切な人たちの人生を思わずにはいられませんでした。
(30代女性 総務部スタッフ・Y)

高校生の息子がいるので、稽古を観ながら、どうしても子供に見せるべきかどうかを考えていました。今日実際に稽古を観て、これは観せるべきだと確信しました。ここには若者たちの「率直な思い」があります。家では話しにくいことも、この作品を通したら話せるようになると思いました。
(40代男性 技術部スタッフ・S)

最初はこれは自分たちの話ではない、若い世代の話だと思っていました。しかし稽古を観てまず思ったのは、これは「ラブストーリー」だということです。
メルヒオールとベンドラの切なく淡い悲しい恋。最後には自分の初恋の頃を思い出しました。
これは刺激的なだけのミュージカルではありません。感動的なミュージカルであると考え直しました。
(40代女性 経理部スタッフ (中学生の娘を持つ母親))

主役の3人がとにかくかわいい!みな抜擢された新人たちですが、こんなにチャーミングな人がいるとは思わなかったです。ぜひ、皆さんにお勧めしたくなりました。
(入社8年目30代女性 技術部スタッフ・S)

2月にロンドンのリリック・ハマースミス劇場でこの作品を観劇しました。
事前に話は聞いていたものの、実際に自分の目で観て、ストーリー・音楽・そして演出の圧倒的な凄さに本当に驚かされました。
それから約2ヶ月。今日、猛稽古を潜り抜けてきたキャストたちのエネルギーがビシビシと伝わってきました。
ブロードウェイやロンドンだけじゃない。劇団四季版『春のめざめ』は絶対最高の作品になる!
通し稽古を観て確信しました。
(入社5年目20代女性 制作部スタッフ・K)


開幕まで、あと日!


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