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少女・ベンドラ  [出演候補者インタビュー]

『春のめざめ』では、男の子6人、女の子5人、そして男性・女性を演じる大人役が一人ずつの、合計13人が登場します。
思春期を迎えた少年・少女たちの心の葛藤を描いたこの作品は、世界中の人に受け入れられ、大きな反響を巻き起こしました。

なぜ、この作品は年齢や国境、文化を越えて、こんなにも人々の心をつかんだのでしょうか・・・。
その理由はおそらく、素晴らしい楽曲にあふれているということ。それから何よりも嘘偽りなくリアルに描かれたストーリーがとても美しく、そして人々の共感を得ているということなのでしょう。

私たちの“誰もが通ってきた道”を描いた、『春のめざめ』。
開幕までいよいよあと20日と迫りました。

稽古も大詰めを迎えようとしているそんな中、日ごとに役を深めていく俳優たちに取材しました。
第1回目は、主人公の少女、ベンドラ役の候補者たちから。
ブログをご覧の皆さまも、開幕に向けてこの素晴らしい作品への理解を深めてくださると幸いです。
あなたはどのキャラクターに共感するでしょうか――?

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あなたが演じるキャラクターを紹介してください。
とっても素直でまっすぐで頭が良く、自分をしっかり持っている女の子です。こうだと決めたら貫くところが好きです。(林 香純)

純粋でまっすぐ、そして感じたことに対して素直。でも少し頑固な一面もあります。 親に大切に守られています。(谷口あかり)

ベンドラはとても素直で純粋、賢い女の子です。 「何かを感じたい」と思う感性が強く、それゆえに何でも真っ向から受けとめようとします。 ベンドラは、身に起こる出来事を通じて、大きく成長していきます。(桑野東萌)

『春のめざめ』のナンバーで一番好きな曲は何ですか?その理由も教えてください。「Touch Me」です。
とっても素直で正直な曲です。
みんなを包み込んでしまうような、メロディーラインが大好きです。(林 香純)


「Those you've known」
原作と、ミュージカルで大きく違う部分。
絶望するメルヒオールに希望を与える、とても愛にあふれた歌です。(谷口あかり)


「Touch Me」
とにかく、メロディと歌詞が美しい。特に「この心に愛を与えて」という部分が好きです。
触れ合う事で感じる「愛」。悩み、苦しむ少年少女が、それを心から求めているのがひしひしと伝わってきます。(桑野東萌)


ブログをご覧のお客さまにメッセージをお願いいたします。
この作品はベンドラのようにとっても素直でまっすぐです。
私自身この作品に触れて、素直でいることはとっても勇気のいることだけど素敵だなと感じました。
みなさんにもこの作品がもつ不思議なパワーを感じて頂きたいです。
ぜひ劇場へいらして下さい。(林 香純)


衝撃的なシーンも多くありますが、親と子、大人と子供、友人同士、人と人のつながり、信頼、愛の大切さを教えてくれる、ステキなストーリーです。
是非、劇場にいらして、この作品から届けられる ”大切な何か”を感じていただけるとうれしいです!(谷口あかり)


「春のめざめ」は誰にも言えない思春期の悩み、”大人達”が触れようとしない領域にあえて一歩を踏み入れた作品です。
この作品を伝える為に、私たちは今まさに稽古場で悩み、葛藤中です。
私たち若者たちのリアルな姿を描いたこの舞台を、楽しみにして下さい!!(桑野東萌)


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開幕まであと19日!


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小道具制作レポート(蝶の羽編) [技術スタッフ制作レポート]

今回のレポートでは壁飾りのひとつ、蝶の羽を紹介させていただきます。

レンガ造りの赤茶色の壁に飾られるこの青い羽は、どの道具よりもひと際目立つ存在感があります。この鮮やかな“青”にも、羽が“片方”であることにも意味があるそうで、とある登場人物を象徴しているのだそうです。

高さはおよそ150cm。これを制作したのは小道具部長のNさんです。
「パテ」という隙間などを埋めるときなどに使うペースト状の材料を使って細かい波模様の線を描いきます。

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およそ3日間をかけて仕上げたこの逸品!
客席からもよく見える場所に飾られますので、注目してご覧いただけたら幸いです。

開幕まであと21日!

(『春のめざめ』小道具担当/K)


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衣裳制作レポート(女の子フィッティング篇) [技術スタッフ制作レポート]

先日、女の子たちの衣裳フィッティングを行いました。
今回はシーチング(無色・無地の生地)で衣裳と同じように成型したものを俳優が試着。
スカート丈やそで丈などの寸法を微調整する、という作業です。

女の子はベンドラ、マルタ、イルゼ、アンナ、テーアと全員で5名いますが、この中で一番衣裳点数が多いのが主人公のベンドラ。多いと言っても合計3着で、他作品と比較するとこの数はかなり少ないです。

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衣裳デザイナーのスーザン・ヒルファティがこの作品で重要視したことは、“子どもらしく見える”こと。
役の設定は10代半ばのため、身体のラインがあまりでないように工夫されています。
それから“身体の動きに対して、スカートが自然に動くように”というこだわりも。そのため、衣裳の素材はシルクなのですが、スーザンの希望に適った質のシルクが日本で探すことは困難でしたので、ニューヨークから発注したものを使っています。

今後は、今回計った寸法をもとに本生地での制作が始まります。
女の子たちの衣裳の完成予定は4/20頃です。

開幕まであと23日!

(『春のめざめ』衣裳担当・G)

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振付アソシエイト ジョアン・M・ハンターさん [稽古場レポート]

皆さま、初めまして! 『春のめざめ』演出助手を務めています、由水 南です。
今日は私から、来日して俳優たちの稽古を見てくださっているオリジナルプロダクションの振付アソシエイト ジョアン・M・ハンターさんについて、紹介します!

このジョアンさん。鼻がスッと高く目の堀も深く、そしてまつ毛も長く美しい顔立ちをされていますが、実はアメリカ人と日本人のハーフ。
ずっとアメリカに在住していたため、日本語はほとんど話せません。
でも、日本食をこよなく愛するジョアンさんは、今回の来日をとても楽しみにしてくださっていました。

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そんなジョアンさんの性格は・・・とにかくパワフル! そしてエネルギッシュ!
朝の挨拶「オハヨウゴザイマス」から稽古終わりの「オツカレサマデシタ」まで、常にテンションが100%! 大きな口をいっぱいに明けて笑うジョアンさんの豪快な笑い声が、毎日稽古場に響き渡っています。

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ジョアンさんが「ア゛~~~!!」と悲鳴を上げた時は、稽古を止める時の合図。
俳優はどんな“ダメ”が出されるのか・・・? という表情で待っていると、
「すごくいい! それよ!!」
と意外なリアクション。
彼女は“そこは違う”という意味で止めることももちろんありますが、“その感覚を忘れないで”という意味でもストップをかけるのです。
だから俳優はその時の感覚を失うことなく保ち続けることができます。

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また誰かが失敗をすると、「チョコレート!」とその俳優に指をさして叫びます。すると周りの俳優たちは大盛り上がり。
これは“バツとしてみんなのためにチョコレートを買って来なさいね”という彼女なりの愛嬌。
失敗すると普通は落ち込んだ気持ちになりますが、周りが“チョコがもらえる”と盛り上がるので、失敗した本人はきちんと自覚しつつ、でも誰ひとり落ち込むことなくみんなが明るい気持ちでいられるのです。
俳優たちは自然とチームワークが出来上がり、向上心もぐんぐん上がっていっています。

彼女のアドバイスは振り付けだけではありません。
芝居についても、俳優たちの可能性を様々な方法で引き出してくれます。
1幕に「Touch me」というナンバーがあります。このシーンは、好きな人に触れられたいという思いを歌っているのですが、ここでジョアンさんが俳優たちに語ったのは「観客に向けて説明的に見せようとしなくていい」ということ。
「自分がリアルに感じられれば観客も一緒に感じてくれる」「決まった振り付けはない。あなた自身が感じたことを身体で表現すればいいの」、と。
そこで大切なのは“実際に触れられた時にどう感じるのか”ということ。そこでジョアンさんは「目をつむって。これが好きな人だと思ってね」と言ってひとりひとりの身体に触ります。
触れられた時の感覚を植えつけるのです。
ジョアンさんとの稽古の中で、俳優たちが「なるほど」という表情を浮かべる瞬間が多々見られます。

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このように、ジョアンさんは空気作りや俳優の導き方がとても上手。
そして俳優自身の性格を見極めて、ひとりひとりに合った指導をしてくださるので、俳優たちも彼女を慕い、気になったことがあればすぐに聞きに行きます。

ジョアンさんはこうして日本だけでなく先に開幕したロンドンでも、また別の国でもこうして開幕を手伝っています。
いま、世界で最も熱いこのミュージカル。各国で次々と開幕されているので、オリジナルプロダクションメンバーは大忙しのようです。
開幕まで1ヵ月を切り、カンパニーの団結感もより増してきました!

開幕まであと25日!

(『春のめざめ』演出助手・由水 南)


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ミュージックビデオ制作レポート(「ブチギレそう」篇) [『春のめざめ』プロジェクトチームより]

【29日 17:00】
「ママ」の収録が終わり、次は6人の男の子による「ブチギレそう(THE BITCH OF LIVING)」の撮影です。

「ママ」で使用された巨大マッチ箱型のセットは撤去され、それまでのまっ白な空間から一転、シンプルな黒い世界へと変わります。
広い稽古場の中央には6つのイスが床に固定されました。このイスは以前この製作日誌でも登場した、舞台用の小道具。
部屋中にスモークが焚かれ、イスを照らす照明がきれいなラインを描きます。
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髪をセットし、用意された学生服に身を包んだ出演俳優たちが現場にやってきました。
「よろしくお願いします!」

俳優たちは数日前からこのミュージックビデオのために、振り付けの稽古を重ねてきました。
そんな彼らの稽古の様子を英監督が視察。そこから今回のミュージックビデオの構想へと繋げられています。

「皆さんは練習してきたものをそのまま演っていただければOKです。
それをカメラが追っていきます。では最初はリハーサルからまいります!」
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冒頭、背筋を伸ばし姿勢正しく座っている6人の男子生徒。設定は舞台と同じ、学校の教室です。
高圧的な教師や親に抑圧されている日常から抜け出したいという思いが、やがて現実から空想の世界へと移ります。
怒りを爆発させるように頭を大きく振り、地面を叩き、イスから飛び降りるという激しいアクションが3分間丸々続きます。
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「カット! カッコイイね!!」
モニター越しで見ていた英監督が大きな声を上げます。
感動しているのは監督だけではありません。
照明が入り、ひとつの視点だけでなく様々な角度から映像で捉えられた彼らの姿はまるで別人。
普段から彼らと接している四季スタッフたちからも、その新鮮な光景に何度も「カッコイイ!」と言葉が漏れます。

一曲通すだけで、髪は汗でぐっしょり。
カットがかかる度にメイクさんやスタイリストさんが汗を乾かします。
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【20:00】
すべての撮影が終了しました。
途中から肩で息をしながらも、最後まで集中力を切らすことなく様々な要求に応えてきた俳優たち。
東北新社の撮影チームたちも、そして四季スタッフたちも笑顔で彼らに拍手を送ります。

劇団四季が初めて挑んだミュージックビデオは、果たしてどのような映像に仕上がるのでしょうか・・・?
完成は今月中旬の予定。オフィシャルウェブサイトほか、劇団四季専用劇場にも登場します。
どうぞご期待ください!

開幕まであと26日!


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小道具制作レポート(壁飾り・額縁篇) [技術スタッフ制作レポート]

以前に『春のめざめ』の壁を飾るアイテムについてお話ししましたが、現在も引き続きその壁飾りの制作が進行しています。
今回はそのアイテムのひとつ、「額縁」について紹介させていただきます。

壁には多数の写真や絵が飾られますが、それらを納める額の種類も様々です。その数、およそ35種類。
これらもひとつひとつオリジナルプロダクションからの指定があり、送られてきた指示書と照らし合わせながら調達していきます。
だいたいは市販されているものから形が似ているものを探すのですが、購入したものはもちろん新品。なので、購入後、これらを古く渋みが出るように加工していく作業が必要になります。

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このように、ペイント加工で年代物のような雰囲気を出します。

この下の写真も同じような作業です。丸い額縁を購入し、上下左右に付いている細かな装飾は小道具スタッフで制作しました。この装飾の素材はロウを使っています。
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写真や絵画以外にも押し花もあります。のり付けした花をドライヤーで乾かしているところです。
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必要な額縁の中には市販ではどうしても補えないものもあります。その場合は一から制作します。
下の写真が、制作中の額です。
指示書を見ながら寸法を測り、木材を切り貼りして作っていくのです。
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観劇の際は、この額たちにもご注目いただければと思います。

開幕まであと28日!


(『春のめざめ』小道具担当・K)

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ミュージックビデオ制作レポート (「ママ」編) [『春のめざめ』プロジェクトチームより]

【29日 AM9:30】
ミュージックビデオ映像収録の日。
撮影現場のC稽古場はカメラや照明機材のチェックが行われています。
中央にはまっ白な巨大マッチ箱のようなセットが出現。
どうやらこの空間の中で、「ママ(MAMA WHO BORE ME (Reprise))」の撮影が行われるようです。

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その頃、控え室ではキャストたちが衣裳・メイクを準備中。
舞台衣裳は現在制作中なので、このミュージックビデオでは作品に似合った衣裳を着用することになりました。
プロのメイクさんとスタイリストさんが、俳優たちをきれいに仕上げていきます。

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【AM11:30】
まぶしいほどの照明がたかれ、カメラリハーサルも万全。いよいよ撮影開始です。
今回監督を務めるのは東北新社の英 勉(はなぶさ つとむ)さん。昨年には英監督が手掛けた映画「ハンサム★スーツ」が公開されたばかり。CM界でも活躍されており、劇団四季では『ライオンキング』のCMシリーズでお馴染みの監督です。

「ミュージックスタート!」
監督の合図で撮影が始まりました。
静かに始まるイントロに合わせて、照明がゆっくりと出演者を照らしだしました。
同時にカメラの巨大クレーンもなめらかに動き出し、何台ものカメラで俳優たちを映します。

「カット! ちょっと表情がかたいかな」
最初は少し緊張気味の俳優たち。監督や由水 南、宇垣あかねがアドバイスを送り、彼女たちの緊張を解きほぐします。次第に笑顔もこぼれ始めました。

「あ、いいね。そんな感じで。じゃあそれでもう1回やってみましょうか!」

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OKが出ると、今度は別のアングルから撮影するためにセットチェンジ。
正面を撮影した後は、頭上から、右から、そして左からと、様々なアングルから表情をとらえていきます。

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【PM15:40】
「カット! OK! お疲れさまでした!!」

“スタート”と“カット”が繰り返されることおよそ4時間。最後のアングルが無事に撮り終わりました。
最後まで集中して撮影に臨んだ出演者たちに拍手が送られると、緊張の糸が切れたように一同ホッとした表情を浮かべます。

さあ、次は男の子たちの出番。「ブチギレそう(THE BITCH OF LIVING)」の撮影のために、セットが組み直されます。
この続きはまた次回、お届けいたします。どうぞお楽しみに!

開幕まであと29日!


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ミュージックビデオ制作現場レポート (レコーディング篇) [『春のめざめ』プロジェクトチームより]

現在劇団四季では『春のめざめ』のミュージックビデオ制作が進行しています!
オフィシャルウェブサイトをご覧になった方はもうご存知のことと思いますが、制作しているのは「ママ(MAMA WHO BORE ME (Reprise))」と「ブチギレそう(THE BITCH OF LIVING)」の2曲です。

ミュージックビデオの制作は劇団四季にとって初めての試み。
この新しいチャレンジに、演出チームも、俳優も、振付補のジョアンさんも、技術スタッフも、そして『春のめざめ』プロジェクトチームも、各セクションが成功にかけて結束しました。

この製作日誌では、意気込みと活気にあふれたその収録現場を、詳しくレポートします!

【28日 17:00】
この日の稽古終了後、ミュージックビデオに出演する俳優たちはレコーディングに挑みました。録音を行ったのは、四季芸術センター内に併設されている音響スタジオ。
ここには他のレコーディングスタジオと比べてもまったく劣らない最新の設備が整っています。

まずはじめに収録したのは「ママ」。5人の女の子による力強いコーラスが特徴的な曲です。
この曲では、日々成長してゆく身体の変化に戸惑い、他人には言えないその疑問をママにぶつけるという、女の子たちの内に秘めた思いが綴られています。

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続いて2曲目の「ブチギレそう」は、男の子6人によるロックミュージック。
親や先生など、大人から抑圧されて毎日を過ごしている男の子たちが、抑えてきた思いを爆発させて歌います。

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レコーディング現場を取り仕切っているのは、音楽監督の鎮守めぐみです。
音程はもちろん、言葉の正確さにも指摘が飛んでは、何度も録音が繰り返されます。
「それじゃあもう1回いきましょう」

同じころ、映像収録を行う現場も慌ただしく動いていました。
翌日の撮影に備えて装置の搬入やセッティングが行われたのです。
撮影場所は四季芸術センター内のC稽古場。数ある稽古場の中でももっとも広い面積をもつこの場所に、ムービングライトやカメラ用の巨大なクレーンが設置されてゆきます。
この製作日誌でも紹介してきた小道具のイスたちも並び、照明の当たりを確認しています。

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レコーディングが終了したのは22時過ぎ。
初めてのレコーディング体験にも関わらず、疲れを見せることなく与えられた要求に完璧に応えようという姿勢は、最後まで崩れることはありませんでした。
無事に録音を終え、ホッと胸をなでおろすのもつかの間。彼らは明日、撮影に臨みます。

今回のレポートはここまで。およそ12時間にもおよんだ撮影の模様は次回、ご紹介させていただきます! お楽しみに!

開幕まであと30日!


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衣裳制作レポート(大人の男性・仮縫い篇) [技術スタッフ制作レポート]

先週末、大人の男性役のフィッティングを行いました。
仮縫いの状態で一度試着をし、丈や袖の長さなど細かい調整をします。

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大人の男性役はひとりで複数人の役を演じ分けますが、衣裳は1点のみ。
同じ衣裳で別の役を演じ分けていかなければなりません。
オリジナルプロダクションチームからは、メガネを使ったり、ジャケットを脱いでベストになったり、またシャツの袖をまくったりという衣裳の変化は、演じる俳優個人に任せるという指示があります。
大人の役にキャスティングされた俳優は、演じ分けをこのような少しの変化を使って工夫していくことになるでしょう。

これで、大人の男性の衣裳は完成を待つのみ。衣裳制作は順調に進んでいます!

開幕まであと31日!

(『春のめざめ』衣裳担当・G)


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